不登校から高校進学できる?5つの進路と子どもに合う学校の選び方

不登校 高校進学について親子で選択肢を考えるイメージ

中学校へ通えていない期間が続くと、「高校へ行けるの?」「普通の高校以外には、どんな学校があるの?」と分からないことばかりで不安になりますよね。

先に結論をお伝えすると、不登校から選べる主な進路は5つあります。

  • 全日制高校:平日の朝から通う、一般に「普通の高校」と呼ばれることが多い学校
  • 定時制高校:午前・午後・夜間など、決められた時間帯に通う学校
  • 通信制高校:自宅でのレポート学習と、決められた日の登校を組み合わせる学校
  • 通信制高校+サポート校:通信制高校に在籍しながら、別の施設で学習や生活面の支援を受ける方法
  • 高等専修学校・高卒認定:専門分野を学ぶ学校、または高校以外から次の進路を目指す方法

「不登校なら通信制しかない」というわけではありません。全日制や定時制へ進む人もいますし、通学の負担を抑えて通信制で学ぶ人もいます。大事なのは、入学できるかだけでなく、入学後に無理なく続けられるかです。

この記事では、高校の仕組みをまだよく知らない中学生と保護者の方へ向けて、5つの進路をできるだけかみ砕いて説明します。

この記事でわかること
  • 不登校から高校進学する主な5つの選択肢
  • 全日制・定時制・通信制高校の違い
  • 入学後も通い続けられる学校の選び方
  • 学校見学や個別相談で確認したいこと
大嶋先生

MAPLAZA  塾長 大嶋

1998年のマップ教育センター開校以来、長年にわたり子どもたちの学びと成長をサポートしてきました。

大切にしているのは、勉強だけを見るのではなく、一人ひとりの気持ちや個性に向き合うこと。

MAPLAZAでは、学校に行きづらさを感じている子どもたちが、自分のペースで安心して過ごし、「自分で考え、自分で一歩を踏み出す力」を育める居場所づくりを目指しています。

ブログでは、不登校や学習、進路について、これまで多くの子どもたち・保護者と向き合ってきた経験をもとに発信しています。

目次

不登校でも高校進学はできる

不登校でも高校進学はできるの解説図
大嶋

欠席が多いからといって、高校進学そのものを諦める必要はありません。まずは本人が続けやすい学び方を一緒に探していきましょう。

学校を休んでいる期間が長くても、進学の道が閉ざされるわけではありません。高校には異なる通学方法や学習方法があり、本人の状態に合わせて選べます。

不登校を理由に高校へ進学できなくなるわけではない

不登校でも、高校へ進学できます。中学校を卒業する予定であれば、多くの高校へ出願できます。

高校は欠席日数だけではなく、試験、通知表の成績、面接、作文などを見て合否を決めるからです。

欠席が多くても、当日の試験や面接を重く見る高校があります。欠席した理由や、今できていることを書類で伝えられる学校もあります。「休んでいたから無理」と決めつけず、まず中学校の先生と志望校へ、受験できる条件を聞きましょう。

進学先は全日制高校だけではない

高校の進路は、毎日朝から通う全日制だけではありません。

定時制、通信制、高等専修学校など、通う時間や勉強方法が違う学校があるからです。朝が苦手なら午後から通える定時制、自宅で学びたいなら通信制、料理や美容を学びたいなら高等専修学校という選び方があります。

学校名だけで決めず、「何時に、週何日、どこで学ぶなら続けられそうか」で比べましょう。

大切なのは入学後も学び続けられること

学校は、合格しやすさよりも、入学後に続けられるかで選ぶことが大切です。合格しても、朝の通学や大人数の教室が本人に合わなければ、毎日が苦しくなることがあるからです。

体調を崩して休んだときに、授業動画、補習、別室、先生への相談が使える学校なら戻りやすくなります。

見学では「休んだ後にどうやって勉強へ戻れますか」と聞き、続けるための支援を確認しましょう。

不登校から高校進学する5つの選択肢

不登校から高校進学する5つの選択肢の解説図

高校の名前だけを並べられても、違いが分かりにくいですよね。まず押さえたいのは、「いつ・どこで・どんな方法で勉強するか」が進路によって違うということです。

最初に知っておきたいこと

一般に「普通の高校」と呼ばれているのは、多くの場合、平日の朝から夕方まで通う全日制高校です。定時制や通信制も、必要な単位を取って卒業すれば、同じ「高校卒業資格」を取得できます。

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進路どんな場所・学び方?全日制との主な違い
全日制高校平日の朝から通い、教室で授業を受ける比較の基準になる一般的な通学型
定時制高校午前・午後・夜間など決まった時間に通う通う時間帯を選びやすい
通信制高校自宅学習、レポート、スクーリング、試験毎日登校しないコースも多い
通信制+サポート校通信制の勉強を別施設が支援する高校とは別に支援施設を利用する
高等専修学校・高卒認定専門分野を学ぶ/試験で進学資格を得る得られる資格を個別に確認する

全日制高校|一般に「普通の高校」と呼ばれる通学型の学校

全日制高校は、平日の朝から通う、一般に「普通の高校」と呼ばれることが多い学校です。中学校と同じように、同じクラスで授業を受け、行事や部活動へ参加する生活が中心だからです。

学校生活を思い浮かべると、朝8時ごろに登校し、夕方まで授業を受ける学校生活を週5日続けるイメージです。

毎日通う生活を本人が望んでいるか、休んだ日の補習や別室があるかを確認して選びましょう。

定時制高校|通う時間帯を選びやすい学校

定時制高校は、自分に合う時間帯を選んで通いやすい高校です。

夜間だけでなく、午前・午後・夜間から選べる学校もあり、朝がつらい人でも通いやすい場合があるからです。

午後の部なら昼ごろに登校し、夕方まで授業を受けます。学校によっては3年または4年で卒業します。始まる時間、毎週の登校日数、卒業までの年数を確認しましょう。

通信制高校|自宅学習と必要な登校を組み合わせる学校

通信制高校は、自宅での勉強と、決められた日の登校を組み合わせる高校です。毎日通う代わりに、レポート、スクーリング、試験で必要な単位を取るからです。スクーリングは、先生から直接授業を受ける日のことです。

家でレポートを進め、月に数回または決められた期間だけ学校へ行くコースがあります。

登校日数だけでなく、レポートの進め方と、困ったときに質問できる相手を確認しましょう。

通信制高校+サポート校|勉強や生活管理を手伝ってもらう方法

一人で通信制高校の勉強を進めるのが難しいときは、サポート校を利用する方法があります。

サポート校では、レポート、勉強の予定、生活リズムなどを手伝ってもらえるからです。ただし、卒業資格を出すのは通信制高校です。通信制高校へ在籍しながら、週に数回サポート校へ通い、先生とレポートを進める人もいます。

どこが卒業資格を出すのか、どこまで支援してくれるのか、費用はいくらかを確認しましょう。

高等専修学校・高卒認定|専門分野や高校以外の道から将来へ進む

好きな分野を学びたい人には高等専修学校、高校へ通わず次の進学を目指す人には高卒認定という方法があります。高等専修学校は実習を多く取り入れた学校、高卒認定は大学や専門学校を受験する資格を得るための試験だからです。

調理の実習をしながら基礎科目を学ぶ学校があります。一方、高卒認定は学校ではなく、科目ごとの試験です。卒業後に進学したいのか、資格や仕事につながる勉強をしたいのかを考え、得られる資格を確認しましょう。

不登校の子どもに合う高校を選ぶ7つのポイント

不登校の子どもに合う高校を選ぶ7つのポイントの解説図
大嶋

説明会で一度行けたかより、毎週無理なく通い続けられるかが大切です。休んだ後に戻れる仕組みまで確認しておくと安心ですよ。

学校の名称よりも、本人がどのように一日を過ごすかを具体的に想像することが大切です。見学時には次の7項目を同じ条件で比較すると、違いが見えやすくなります。

  • 現在の生活リズムで通える時間帯か
  • 登校日数や通学コースを調整できるか
  • 欠席時に学習を補う方法があるか
  • 学び直しや個別質問に対応しているか
  • 集団活動への参加ルールが本人に合うか
  • 相談できる先生や居場所があるか
  • 卒業後の進学・就職支援があるか

通学頻度と時間帯を現実的に考える

学校は、「一度行けたか」ではなく、「毎週続けて通えるか」で考えましょう。見学の日だけ頑張れても、朝起きること、電車の混雑、長い授業が毎週続くと負担になることがあるからです。

実際に確かめるなら、見学の日に、実際の登校時間と同じ電車で往復すると、混み方や帰宅後の疲れが分かります。

起きる時間、通学時間、学校にいる時間、翌日の疲れまで見て、無理のない通い方を選びましょう。

欠席した日のフォローを確認する

体調に波がある人は、休んだ日の勉強をどう取り戻せるか確認しましょう。

休むことをゼロにするより、休んだ後に戻れる仕組みがある方が、学校を続けやすいからです。授業動画を見られる、提出期限を相談できる、別の日に補習を受けられる学校があります。

見学では「1週間休んだら、誰がどのように助けてくれますか」と具体的に質問しましょう。

学習面と心理面の両方を見る

学校選びでは、勉強の支援と安心できる環境の両方が必要です。勉強を教えてもらえても教室がつらければ通えず、居心地がよくても卒業のための勉強が進まなければ困るからです。

少人数の教室で落ち着いて過ごし、分からない問題を個別に質問できる学校なら、二つを両立しやすくなります。

本人が安心できるかと、卒業まで学習を支えてもらえるかをセットで確認しましょう。

全日制高校と通信制高校で確認したいこと

全日制高校と通信制高校で確認したいことの解説図

全日制と通信制では、日々の生活と単位修得の方法が大きく異なります。本人の希望だけでなく、実際に必要となる行動まで確認しましょう。

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確認項目全日制で見る点通信制で見る点
登校始業時刻・欠席時対応スクーリング日数・場所
学習授業・補習・提出物レポート・オンライン授業
人間関係クラス・行事・部活動通学コース・交流機会
卒業出席・成績・単位単位数・特別活動・試験
支援担任・相談室・別室質問対応・進捗管理

全日制高校は毎日の学校生活まで確認する

全日制高校を選ぶときは、入試だけでなく、入学後の一日を確認しましょう。全日制では、朝から授業、昼休み、行事、放課後まで、長い時間を学校で過ごすからです。

見学では、時間割を見ながら、体育はどこで行うか、昼休みは静かな場所で過ごせるか、休んだ日は補習があるかを聞きます。

本人と一緒に一週間の生活を想像し、続けられそうか判断しましょう。

通信制高校は卒業までの自己管理を確認する

通信制高校では、レポートの締切を管理する助けがあるか確認しましょう。

毎日授業がない分、自分で提出日やスクーリングの日を覚えて進める必要があるからです。

提出が遅れたときに先生から連絡が来る学校もあれば、自分から質問しないと進まない学校もあります。本人だけに任せず、学校・支援施設・家庭の誰が予定を確認するか決めましょう。

高校進学を考え始めたら進めたい5つの手順

高校進学を考え始めたら進めたい5つの手順の解説図
大嶋

本人がまだ動けない時期は、保護者の方だけで情報を集めても大丈夫です。選択肢を準備しておくことも立派な進路支援です。

本人がまだ具体的な学校名を考えられなくても、保護者が準備できることはあります。決定を急ぐのではなく、選択肢を減らさない順番で進めます。

  • 保護者が進路の種類を調べる
  • 本人が望む高校生活を聞く
  • 条件の異なる学校を2〜3校比較する
  • 保護者だけでも個別相談に参加する
  • 本人が動ける時期に見学や体験を提案する

保護者だけで情報収集を始める

本人が進路の話をしたくないときは、保護者だけで調べ始めて大丈夫です。本人へ決断を求めなくても、募集時期や学校の種類を先に知っておけば、動ける時期に選択肢を出せるからです。

まず募集要項、説明会、通学日数、費用、相談先を調べ、条件の違う2〜3校へ絞ります。

本人を急かさず、保護者が期限と選択肢を準備しておきましょう。

本人には選択肢として伝える

本人には、進路を命令ではなく選択肢として伝えましょう。

「ここへ行きなさい」と言われると、進路の話そのものが苦しくなることがあるからです。「午後から通える学校があったよ」「週1日から始められるコースもあるよ」と、見つけた事実だけを伝えます。

すぐ答えを求めず、本人が自分で考えられる時間を残しましょう。

見学は小さく試す

学校見学は、短時間や保護者だけの参加から始めても大丈夫です。最初から長い説明会や一日体験へ行くと、疲れて次の一歩が難しくなることがあるからです。

オンライン説明、校舎を見るだけ、途中で帰れる見学などから試せます。一度に全部やろうとせず、本人ができそうな小さな見学方法を学校へ相談しましょう。

内申点や欠席日数が心配な場合は早めに確認する

内申点や欠席日数が心配な場合は早めに確認するの解説図

高校進学を考えるとき、内申点や欠席日数は避けて通れない不安です。ただし、一律に『何日休んだら受験できない』と決まっているわけではありません。

  • 在籍中学校で現在の評定と調査書の扱いを確認する
  • 志望校の最新募集要項を読む
  • 学校説明会や個別相談で欠席の扱いを質問する
  • 必要な申告書や補足資料の有無を確認する

内申点、調査書、公立・私立の選抜方法については、関連記事「不登校でも高校受験できる?」で詳しく解説します。東京都の最新情報は東京都教育委員会で確認してください。

早めに確認する理由

制度を怖がるためではなく、利用できる配慮や準備期間を確保するためです。学校ごとに扱いが異なるため、一般論だけで志望校を諦めないでください。

本人がまだ高校進学を考えられないときの対応

本人がまだ高校進学を考えられないときの対応の解説図
大嶋

進路の話を急ぐより、まず安心して過ごせる時間を取り戻すことが先です。急がせず、でも期限の確認は大人が進めておきましょう。

本人が進路の話を避けると、保護者は時間切れを心配します。しかし、強く迫るほど話し合いが難しくなる場合があります。今決められないことと、将来進めないことは同じではありません。

安心を取り戻すことを優先する

本人が強く疲れているときは、進路決定よりも安心して過ごせることを優先しましょう。

心や体に余裕がないと、学校を比べたり将来を決めたりする力が残っていないからです。

進路の話をすると体調が悪くなる場合は、話す回数を減らし、締切の確認は保護者が行います。

睡眠や食事、落ち着ける時間を整えながら、情報収集は大人が別に進めましょう。

保護者だけで相談してよい

本人が行けなくても、保護者だけで進路相談をして構いません。先に選べる学校や期限を知ることで、本人へ無理をさせずに準備できるからです。

相談時には、学年、現在の生活、学習状況、本人が苦手なことを簡単に伝えます。

本人の同行を条件にしない相談先を選び、次にできる小さな一歩を一緒に考えましょう。

学校見学・個別相談で確認したい質問

学校見学・個別相談で確認したい質問の解説図

学校案内だけでは、欠席したときの対応や実際の支援までは分からないことがあります。本人の現在の状態を可能な範囲で伝え、具体的な場面を質問しましょう。

  • 不登校経験者の受け入れ経験はありますか
  • 欠席が続いた場合は誰が連絡してくれますか
  • 別室や短時間から登校できますか
  • 学習の遅れに個別対応できますか
  • 集団活動への参加は必須ですか
  • 卒業に必要な条件は何ですか
  • 卒業後の進路相談はいつから始まりますか

『できますか』だけでなく方法を聞く

学校へは、「支援できますか」だけでなく、実際の方法まで聞きましょう。

「支援があります」という答えだけでは、困った日に誰が何をしてくれるか分からないからです。「2週間休んだら誰から連絡がありますか」「遅れた課題はどこで教えてもらえますか」と質問します。

誰が、いつ、どのように助けるのかを聞き、学校ごとに比べましょう。

本人が感じた印象も判断材料にする

学校を選ぶときは、本人が感じたことを大切にしましょう。設備や進学実績がよくても、音、人の多さ、先生との距離がつらければ通い続けにくいからです。

見学を終えたら、見学後に「よかった?」と聞くだけでなく、教室の音、休憩場所、先生の話しやすさを5段階で聞く方法があります。

保護者の評価で本人の違和感を消さず、安心できた点と困った点を分けて確認しましょう。

高校進学にかかる費用も学校ごとに比較する

高校進学にかかる費用も学校ごとに比較するの解説図
大嶋

学費は授業料だけで比べず、教材・交通・スクーリング・サポート費用まで含めた卒業までの総額で確認してくださいね。

高校進学では授業料だけでなく、入学金、教材費、制服代、端末代、交通費、行事費なども発生します。通信制高校とサポート校を併用する場合は、それぞれの費用を分けて確認することが必要です。

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費用項目確認内容
入学時入学金・制服・教材・端末
毎月・毎年授業料・施設費・教育充実費
通学交通費・昼食・宿泊を伴うスクーリング
併用通信制高校本体とサポート施設の費用
支援制度就学支援金等の対象と申請方法

通信制高校は1単位当たりの費用も確認する

通信制高校の費用は、パンフレットの授業料だけで判断しないでください。

履修する単位数の授業料に加えて、入学金、教材、端末、スクーリングの交通費などがかかるからです。

授業料が安く見えても、サポート校を利用すると別の費用が必要になる場合があります。初年度、2年目以降、卒業までの総額を分けて見積もってもらいましょう。

費用だけでなく支援内容も並べて見る

安い学校が合うとは限らないため、費用と支援内容を一緒に比べましょう。料金が低くても、レポート管理や質問対応を家庭だけで行うと、本人と保護者の負担が大きくなることがあるからです。

少し費用が高くても、個別指導や進捗確認が必要な人には、その支援が役立つ場合があります。

本人が本当に使う支援は何かを決め、その支援にいくらかかるかで比べましょう。

中学1・2年生と中学3年生では進め方が異なる

中学1・2年生と中学3年生では進め方が異なるの解説図

進路を考え始める時期によって、優先する行動は変わります。早ければ有利というより、今の学年でできる準備を把握することが大切です。

中学1・2年生は生活と学習の土台を整える

中学1・2年生は、志望校を決めるより、生活と勉強の続け方を見つけましょう。

この時期に自分が活動しやすい時間や学びやすい方法を知ると、後の学校選びがしやすくなるからです。午前と午後のどちらが動きやすいか、動画と問題集のどちらが分かりやすいかを試します。

今できる活動の時間と学習方法を記録し、少しずつ土台を作りましょう。

中学3年生は期限と選択肢を同時に確認する

中学3年生は、本人を急かさず、保護者が先に受験の期限を確認しましょう。説明会、出願、試験には締切があり、後から知ると選べる学校が減ることがあるからです。

公立・私立の出願日だけでなく、通信制高校の募集時期も一覧にします。期限は大人が管理し、本人には全日制・定時制・通信制を含む選択肢を落ち着いて伝えましょう。

MAPLAZA塾長・大嶋が不登校からの高校進学で大切にしていること

不登校からの高校進学で大切にしたい考え方を伝える大嶋塾長
大嶋

周りと同じ高校を選ぶことより、本人が「ここなら続けられそう」と思える進路を一緒に探すことが大切です。

不登校から高校進学を考えるとき、全日制高校へ進むことだけを正解にする必要はありません。大嶋塾長が大切にしているのは、世間でいう「普通」ではなく、本人が安心して学び続けられる方法を選ぶことです。

毎朝通える人もいれば、午後からなら動きやすい人、自宅学習と必要な登校を組み合わせた方が力を出せる人もいます。どの進路が上ということではありません。今の生活リズムや人との関わり方、必要な支援を見ながら、本人に合う環境を考えます。

また、高校へ合格することだけでなく、入学後に困ったときのことまで考えておきましょう。休んだ日の授業を取り戻せるか、相談できる先生がいるか、学習の予定を一緒に立ててもらえるかを確認すると、進学後のつまずきを減らせます。

大嶋塾長が学校選びで大切にしている3つの視点
  • 全日制だけを正解にせず、本人に合う通い方を探す
  • 合格のしやすさだけでなく、入学後に続けられるかを見る
  • 本人がまだ動けないときは、保護者が先に情報を集める

本人が今すぐ学校見学へ行けなくても、進路がなくなるわけではありません。保護者だけで中学校や地域の相談窓口へ話を聞きに行き、選択肢と期限を整理しておくことも立派な準備です。決定を急がせず、本人が考えられる時期を待ちながら進めましょう。

不登校の高校進学によくある質問

不登校の高校進学によくある質問の解説図

高校進学を考えるご家庭から寄せられやすい疑問をまとめます。個別の条件は学校や自治体で異なるため、最終的には最新情報をご確認ください。

不登校でも全日制高校に進学できますか?

受験資格がなくなるわけではありません。ただし、選抜方法や入学後の支援は学校ごとに異なるため、募集要項と個別相談で確認しましょう。

不登校の子どもには通信制高校が向いていますか?

登校負担を調整しやすい点はありますが、レポート管理やスクーリングが必要です。本人の学習スタイルと支援体制を確認して判断します。

定時制高校と通信制高校は何が違いますか?

定時制は決まった時間帯に通学して授業を受ける形が中心です。通信制はレポート、スクーリング、試験を組み合わせて単位を修得します。

サポート校だけで高校卒業資格を取得できますか?

サポート校は学習支援を行う施設で、卒業資格を出すのは在籍する通信制高校です。提携関係と費用を確認してください。

本人が高校へ行きたくない場合はどうすればよいですか?

すぐに決断を求めず、保護者だけで情報収集や相談を始められます。本人が何に不安を感じているかを急がず確認しましょう。

不登校からの高校進学は通い続けられる環境選びが大切

不登校からの高校進学は通い続けられる環境選びが大切の解説図
大嶋

合格しやすさだけでなく、入学後に安心して学び続けられることが一番です。本人のペースに合う環境を一緒に選びましょう。

不登校を経験していても、高校進学には複数の道があります。大切なのは、一般的な進路に合わせることではなく、本人が安心して学び続けられる条件を探すことです。

  • 全日制以外にも定時制・通信制等の選択肢がある
  • 通学頻度と欠席後の支援を確認する
  • 安心できる環境と学習支援の両方を見る
  • 本人が動けない時期は保護者だけで相談する

MAPLAZAでは、まだ学校名が決まっていない段階の相談も受け付けています。現在の状況を整理するところから、一緒に進路を考えます。

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