不登校でも高校受験できる?内申点・欠席日数と公立・私立の受験対策

不登校 高校受験について親子で選択肢を考えるイメージ

学校を休んでいる日が多いと、「高校を受験できないのでは?」「内申点がないと全部落ちるの?」と不安になりますよね。

先に結論をお伝えすると、不登校でも高校受験はできます。欠席日数だけで、すべての高校が受験できなくなるわけではありません。

  • まず中学校で、今の内申点と調査書に書かれる内容を確認する
  • 志望校の募集要項で、試験・内申点・面接の配点を見る
  • 公立と私立、推薦と一般入試の違いを知る
  • 分からないことは、本人または保護者が個別相談で質問する
  • 勉強は現在地を確認して、必要な単元から少しずつ始める

入試の仕組みは地域や高校によって違います。この記事では、中学生が自分でも読めるように、難しい言葉を一つずつ説明しながら、受験準備の進め方を紹介します。

この記事でわかること
  • 不登校でも高校受験ができる理由
  • 内申点・調査書・欠席日数の違い
  • 公立・私立、推薦・一般入試の確認点
  • 受験勉強と面接を無理なく始める手順
大嶋先生

MAPLAZA  塾長 大嶋

1998年のマップ教育センター開校以来、長年にわたり子どもたちの学びと成長をサポートしてきました。

大切にしているのは、勉強だけを見るのではなく、一人ひとりの気持ちや個性に向き合うこと。

MAPLAZAでは、学校に行きづらさを感じている子どもたちが、自分のペースで安心して過ごし、「自分で考え、自分で一歩を踏み出す力」を育める居場所づくりを目指しています。

ブログでは、不登校や学習、進路について、これまで多くの子どもたち・保護者と向き合ってきた経験をもとに発信しています。

目次

不登校でも高校受験はできる

不登校でも高校受験はできるの解説図

高校受験では、試験の点数、内申点、面接、作文などを組み合わせて合否を決めます。この合否の決め方を「選抜方法」といいます。何を重く見るかは、高校によって違います。

そのため、「欠席が多い=受験できない」「内申点が低い=必ず不合格」とは限りません。まずは受けたい学校が何を見て合否を決めるのかを確認することが大切です。

欠席日数だけで不合格が決まるわけではない

欠席日数が調査書に書かれることはありますが、それだけで合否を決めない高校もあります。試験の点数や面接を重く見る学校、欠席の理由を説明する書類を出せる学校もあります。

「自分は休みが多いから無理」と決めつけず、担任や進路担当の先生へ相談してください。志望校の個別相談では、「欠席日数をどのように見ますか」と、そのまま質問して大丈夫です。

志望校ごとに確認する

同じ東京都内でも、学校や入試の種類によってルールは違います。確認するのは、①出願できるか、②何を提出するか、③試験・内申点・面接をどの割合で見るか、の3点です。

最初にやること

学校やインターネットのうわさだけで判断せず、最新の募集要項を読み、中学校と志望校の両方へ確認しましょう。

高校受験で確認される内申点・調査書・欠席日数

高校受験で確認される内申点・調査書・欠席日数の解説図
大嶋

内申点・調査書・欠席日数は同じものではありません。何が、どのくらい評価されるのかを志望校ごとに分けて確認しましょう。

この3つは似ているように見えますが、意味が違います。難しく考えず、内申点は「教科の成績」/調査書は「中学校が作る受験用の書類」/欠席日数は「休んだ日の記録」と覚えましょう。

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言葉かんたんな意味まず聞く相手
内申点通知表の評定を入試用の点数にしたもの中学校
調査書成績や出欠などを中学校がまとめる書類中学校
欠席日数学校を休んだ日数の記録中学校・志望校

内申点|通知表の評定を入試用の点数にしたもの

内申点は、通知表の「5・4・3・2・1」などの評定を、入試で使う点数へ計算し直したものです。どの学年の成績を使うか、実技教科を何倍にするかは地域によって違います。

今の内申点が分からないときは、担任や進路担当へ聞きましょう。評定がついていない教科がある場合も、どう扱われるかを確認できます。

調査書|中学校が高校へ送る受験用の書類

調査書は、受験生本人ではなく中学校が作ります。教科の評定、出欠、学校での活動などが書かれる場合があります。「内申書」と呼ばれることもあります。

書かれる項目は地域や年度で変わるため、古い情報ではなく、自分が受験する年度の様式を確認してください。

欠席日数|休んだ記録。扱いは学校ごとに違う

欠席日数が書かれていても、それだけで不合格になるとは限りません。何年生の欠席を見るのか、遅刻や早退をどう扱うのかも学校によって違います。

推薦入試では欠席日数の基準がある高校もあります。一般入試なら別の扱いになることもあるため、入試の種類を分けて確認しましょう。

不登校でも公立高校を受験できる

不登校でも公立高校を受験できるの解説図

公立高校は、都や県などが運営する高校です。東京都の都立高校も公立高校に含まれます。多くの公立高校では、当日の試験と調査書の点数を足して合否を決めます。

ただし、面接や作文がある学校、長期欠席者向けの仕組みがある学校もあります。まず最新の募集要項で、自分が受ける学校のルールを見ましょう。

  • 試験は何教科か
  • 試験と内申点を何対何で見るか
  • 面接・作文・実技があるか
  • 欠席理由を説明できる書類があるか
  • 追試や別室受験などの相談ができるか

当日の試験で取り返せるかは配点による

試験の点数を重く見る高校なら、内申点が低くても当日の点数が大きな力になります。ただし、すべての公立高校が同じ計算方法ではありません。

先生と一緒に自分の内申点を計算し、「当日の試験で何点くらい必要か」を考えると、勉強する目標が分かりやすくなります。

自己申告書は欠席の事情や今の状態を伝える書類

自己申告書は、不登校だったことを謝るための書類ではありません。休んでいた時期の事情、今できていること、高校で挑戦したいことを伝えるために使います。

利用できるか、誰が書くか、いつまでに出すかは制度によって違います。中学校の進路担当へ早めに相談しましょう。

不登校でも私立高校を受験できる

不登校でも私立高校を受験できるの解説図
大嶋

私立高校は学校ごとに条件が大きく異なります。インターネットの一般論だけで判断せず、個別相談で直接聞くのが確実です。

私立高校は、学校ごとに入試のルールを決めています。そのため、同じ内申点や欠席日数でも、A高校では難しく、B高校では相談できるということがあります。

私立高校を考えるときは、説明会だけでなく個別相談へ行き、自分の状況でどの入試を利用できるかを聞くのがおすすめです。

推薦入試|学校が決めた条件を満たして受ける方法

推薦入試では、内申点、欠席日数、中学校長の推薦などの条件が決められていることがあります。試験内容は面接や作文が中心の学校もあります。

条件に少し届かない場合でも、事情を相談できることがあります。募集要項だけで分からない場合は、中学校を通して確認しましょう。

一般入試|当日の試験を中心に受ける方法

一般入試は、当日の学力試験を中心に合否を決める方法です。ただし、学校によっては調査書や面接も使います。「一般なら内申点はまったく見ない」とは限りません。

併願相談・併願優遇とは?

第一志望が別にある人が、私立高校を受験するときに利用することがある仕組みです。地域や学校でルールが違い、中学校を通した相談が必要な場合があります。担任へ早めに確認しましょう。

推薦入試と一般入試のどちらを選ぶか

推薦入試と一般入試のどちらを選ぶかの解説図

簡単にいうと、推薦は中学校での成績や活動、面接などを使う入試、一般は当日の学力試験を中心に使う入試です。どちらが楽かではなく、自分の状況に合う方を選びます。

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入試確認すること注意点
推薦内申点・欠席・面接・作文出願条件があることが多い
一般試験科目・配点・調査書・面接当日の試験だけとは限らない

内申点が心配なら、当日の試験を重く見る入試も探す

推薦の条件が難しくても、一般入試や別の選抜方法が残っている場合があります。内申点が低いことと、すべての高校を受けられないことは同じではありません。

候補校ごとに、内申点、試験、面接、作文をどのくらい見るかを並べると、自分が準備しやすい入試が見つかります。

本人の負担も含めて選ぶ

何校も連続で受験したり、面接を何度も受けたりすることが大きな負担になる人もいます。合格の可能性だけでなく、試験日まで準備を続けられる日程かも考えましょう。

受験方法を決めるときは、本人の体調や気持ちも大切な条件です。保護者と先生だけで決めず、本人が不安に感じることも確認してください。

内申点や欠席日数に不安がある場合の対応

内申点や欠席日数に不安がある場合の対応の解説図
大嶋

一つの弱点だけで志望校を諦めなくて大丈夫です。当日点・面接・作文など、別の評価方法がある学校も一緒に探しましょう。

不安を減らすには、数字だけを見るより、学校に伝えられる情報を整理することが有効です。現在の状況と、今できていることの両方を記録します。

  • 担任や進路担当に現在の評定を聞く
  • 調査書の記載項目を確認する
  • 欠席理由と現在の状態を整理する
  • 学校外の学習内容や活動を記録する
  • 志望校へ必要書類と配慮を相談する

学校外での学習や活動を記録する

フリースクールや自宅で勉強している場合は、教材名、勉強した日、取り組んだ範囲をメモしておきましょう。作品、検定、学校外で参加した活動も残しておくと役立ちます。

この記録がそのまま内申点になるとは限りません。ただし、中学校の先生に今の学習状況を伝えたり、面接で「休んでいる間に何をしていたか」を説明したりする材料になります。どのように学校へ伝えるかは、担任へ相談してください。

出席扱いは在籍校へ早めに相談する

フリースクールや自宅でのオンライン学習が、中学校の出席として認められる場合があります。これを「出席扱い」といいます。

ただし、利用を始めるだけで自動的に出席になる制度ではありません。最終的には在籍している中学校の校長が判断します。始める前に、学習内容や活動記録をどのように学校へ報告するか相談しておきましょう。

MAPLAZAでは、学習進捗の記録や在籍校との連携についても相談できます。詳しくはよくある質問をご覧ください。

志望校は入試と入学後の支援をセットで考える

志望校は入試と入学後の支援をセットで考えるの解説図

内申点や欠席日数に配慮がある学校でも、入学後の通学や学習が本人に合うとは限りません。受験できるかと、通い続けられるかを分けて確認します。

  • 当日の試験を重視する高校
  • 面接や作文を含めて評価する高校
  • 不登校経験者への配慮を明示する高校
  • 段階的な登校や補習がある高校
  • 定時制・通信制など通学負担を調整できる高校

受験条件だけで志望校を決めない

「受験できる学校」と「入学後も通い続けられる学校」は、同じとは限りません。合格しやすさだけで決めると、朝の通学、教室の人数、授業の進み方が合わず、入学後につらくなることがあります。

学校見学では、登校時間、欠席した日のフォロー、相談できる先生、学び直し、卒業条件まで確認しましょう。候補校は、本人が「ここなら続けられそう」と思える理由がある学校を選びます。

進路の種類を比較したい場合

全日制・定時制・通信制は、受験方法だけでなく、入学後の通い方や勉強方法も違います。「毎日朝から通う」「午後や夜に通う」「自宅学習を中心にする」など、実際の生活を想像して比べましょう。

学校の種類については、関連記事「不登校から高校進学できる?」で詳しく説明しています。受験校を決める前に、続けやすい学び方を考えておくことが大切です。

不登校から高校受験を始める5つの手順

不登校から高校受験を始める5つの手順の解説図
大嶋

最初から長時間勉強する必要はありません。受験条件を確認したら、今できる量から学習と準備を積み重ねていきましょう。

準備を一度に進めようとすると、本人にも保護者にも負担がかかります。確認、比較、学習、出願の順番を小さく分けましょう。

  • 内申点・出席状況・現在の学力を確認する
  • 募集要項から受験条件を確認する
  • 説明会・個別相談で不明点を質問する
  • 試験科目に合わせて学習計画を立てる
  • 面接・作文・必要書類を準備する

まず受験条件を確定する

問題集をたくさん買う前に、志望校の募集要項を確認しましょう。見るのは、受験できる条件、試験科目、点数の割合、面接・作文、提出書類、締切です。

分からない部分は個別相談で質問し、回答と日付をメモします。何を準備すればよいかが分かれば、勉強する科目や範囲も絞りやすくなります。

候補校は一つに絞りすぎない

第一志望を決めることは大切ですが、候補を一校だけにすると、体調や試験結果が変わったときに苦しくなります。学力だけでなく、通学時間や支援の違う学校を複数見ておきましょう。

たとえば、毎日通う学校、通学時間を選びやすい学校、通信制高校というように、違うタイプを比べます。選択肢を持つことは、第一志望を諦めることではありません。

受験勉強の遅れを取り戻す方法

受験勉強の遅れを取り戻す方法の解説図

不登校期間があると、どこから勉強を再開すればよいか分からなくなることがあります。全範囲をやり直すのではなく、現在地と志望校の出題から優先順位を決めます。

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段階取り組むこと目的
確認短い確認テスト・模試つまずきの把握
復習英数を前学年まで戻る積み上げの回復
得点頻出単元を優先合格点への接近
実戦過去問を時間内に解く形式と時間配分

英語と数学は前の単元へ戻る

英語と数学は、前に習った内容を使って次へ進む教科です。今の問題が分からないときは、英語なら単語や基本文、数学なら正負の数や方程式など、分からなくなった単元まで戻りましょう。

中学1年の最初から全部やり直す必要はありません。短い確認問題を解き、間違えた単元だけ復習すると効率的です。できた問題の数を記録すると、進歩も見えやすくなります。

全教科を同じ量で進めない

限られた時間で全教科を同じだけ勉強する必要はありません。志望校の試験科目と点数の割合を見て、「伸ばしやすい教科」「基本問題を落としたくない教科」の順に取り組みます。

体調がよい日は問題演習、つらい日は単語や解説動画など、負担を変えて構いません。「1日3時間」より、「今日は数学の方程式を5問」のように、終わりが分かる計画にしましょう。

面接で不登校について聞かれたときの準備

面接で不登校について聞かれたときの準備の解説図
大嶋

面接では欠席理由だけで終わらず、今どんな工夫をしているか、高校で何に取り組みたいかまで伝えられると安心です。

面接では、不登校の理由を完璧に説明することより、現在の状況と高校で取り組みたいことを自分の言葉で話せるようにします。作った美談ではなく、無理なく話せる範囲で準備しましょう。

  • 欠席していた時期と理由を簡潔に整理する
  • 現在できている学習や活動を伝える
  • 志望校で挑戦したいことを話す
  • 通学が難しくなったときの相談方法を考える
  • 答えにくい質問への言い方を練習する

不登校の理由だけで終わらせない

面接では、休んでいた理由を長く説明する必要はありません。「当時困っていたこと」を短く話したら、「今できていること」「高校でやりたいこと」へつなげましょう。

たとえば、「朝起きることが難しい時期がありました。今は週3日午前中に学習しています。高校では少しずつ登校日を増やしたいです」という流れです。話したくない個人的な内容を、無理に詳しく説明する必要はありません。

よく聞かれる質問を声に出して練習する

志望理由、今の過ごし方、高校でやりたいことは、30秒から1分ほどで答える練習をします。文章を丸暗記するのではなく、伝えたい言葉を3つだけメモして話してみましょう。

対面練習がつらければ、最初は一人で録音し、次に家族や支援者、最後に先生という順番でも構いません。質問の言い方が変わっても、自分の言葉で答えられることが目標です。

学年別に考える高校受験の準備

学年別に考える高校受験の準備の解説図

不登校からの受験準備は、学年と本人の状態によって優先順位が変わります。一般的な受験スケジュールへ無理に合わせるのではなく、締切だけ押さえて調整します。

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時期優先すること急がなくてよいこと
中学1・2年生活・基礎学力・相談先志望校の決定
中3春〜夏現状確認・学校情報・説明会受験校の一本化
中3秋募集要項・個別相談・過去問全範囲の完璧な復習
出願前書類・面接・体調管理新しい教材を増やす

中学1・2年生は基礎と記録を整える

中学1・2年生は、志望校を急いで決めなくて大丈夫です。まず、何時なら勉強しやすいか、どの教材なら続けられるか、英語や数学のどこで止まっているかを確認します。

自宅やフリースクールで取り組んだ学習・活動も記録しておきましょう。小さくても続けられる方法を見つけることが、中学3年生の受験準備につながります。

中学3年生は受験条件から逆算する

中学3年生は、志望校候補の募集要項を見て、試験科目、面接、作文、提出書類、締切を一枚にまとめます。そこから試験日までの残り時間を考え、優先する勉強を決めます。

スタートが遅いと感じても、まず受験できる学校と必要書類を確認してください。通信制高校など、一般的な公立・私立入試とは募集時期が違う学校もあります。

高校受験を支える保護者の役割

高校受験を支える保護者の役割の解説図
大嶋

励ますつもりの言葉がプレッシャーになることもあります。結果より、相談できた、10分勉強できたという行動を認めてあげてください。

保護者が勉強を直接教え続ける必要はありません。情報整理、学校との連絡、生活面の支援を担い、学習指導は必要に応じて外部へ任せる方法があります。

  • 募集要項と期限を整理する
  • 中学校・志望校との連絡窓口になる
  • 本人が話せる時間に希望を聞く
  • 教材や学習支援を増やしすぎない
  • 受験結果だけで本人を評価しない

励ましがプレッシャーにならないようにする

「頑張れば大丈夫」「高校には行かないと」という言葉が、本人には「失敗できない」という重さになることがあります。結果ではなく、「資料を見られた」「10分勉強できた」「相談へ行けた」という行動を具体的に認めましょう。

受験の話をする時間を決め、それ以外は普通に過ごすことも大切です。本人が話したくないときは、保護者が先に情報を整理しておけば十分です。

保護者自身も一人で抱え込まない

学校との連絡、制度の確認、本人への声かけを一人で続けると、保護者も疲れてしまいます。中学校、教育相談、フリースクール、学習支援などへ役割を分けて相談してください。

本人が相談へ行けない時期でも、保護者だけで相談できます。家庭では「進路の話をする時間」「本人へ確認する回数」「保護者が先に調べる範囲」を決め、毎日の会話が受験だけにならないようにしましょう。

志望校の個別相談で確認したい質問

志望校の個別相談で確認したい質問の解説図

募集要項を読んでも分からない部分は、個別相談で確認します。欠席日数を気にしていることを隠さず、選抜と入学後の両方を質問しましょう。

  • 内申点はどの程度重視されますか
  • 欠席日数は選抜でどのように扱いますか
  • 評定がつかない教科がある場合はどうなりますか
  • 提出できる自己申告書等はありますか
  • 不登校経験者の受け入れ経験はありますか
  • 入学後に欠席した場合の支援はありますか
  • 学習の遅れに対する補習はありますか

相談内容を記録して比較する

個別相談では、どの学校にも同じ質問をすると比べやすくなります。出願条件、欠席日数の扱い、必要書類、入学後の支援、費用を聞き、回答者と日付もメモしましょう。

「配慮します」「サポートします」という回答だけでは、実際の対応が分かりません。「誰が、いつ、どのように対応しますか」と具体的に聞いてください。

保護者だけで相談してもよい

本人が説明会や個別相談へ行けない場合は、保護者だけで参加して構いません。学年、欠席状況、現在の生活リズム、学習状況、本人が負担に感じることを簡単にまとめて持参します。

相談先には、本人をいつ・どのような形で参加させればよいかも聞きましょう。最初はオンライン、短時間の見学、先生一人との面談など、小さな方法から始められる場合があります。

MAPLAZA塾長・大嶋が不登校の高校受験で大切にしていること

不登校の高校受験で大切にしたい考え方を伝える大嶋塾長
大嶋

高校へ入ることだけをゴールにしないでください。本人が安心して学び続け、その先の進路を考えられる学校を選ぶことが大切です。

不登校の高校受験では、欠席日数や内申点に目が向きやすくなります。しかし、大嶋塾長がまず大切にしているのは、「合格できる学校」だけでなく「入学後も安心して学び続けられる学校」を探すことです。

本人がまだ進路を考えられないときは、答えを急がせる必要はありません。保護者が先に情報を集め、話せるタイミングが来たときに選択肢を見せれば大丈夫です。受験の話をするたびにつらそうになる場合は、まず生活や気持ちを整えることを優先します。

また、不登校だった期間を「何もしていない時間」と決めつけないことも大切です。自宅で取り組んだ勉強、好きなことを調べた経験、生活を立て直そうとしたことも、本人が前へ進むための積み重ねです。できなかったことだけでなく、今できていることにも目を向けましょう。

大嶋塾長が大切にしている3つの考え方
  • 本人が答えを出せないときは、保護者が情報を集めて待つ
  • 欠席日数だけでなく、現在の生活や学習の様子を見る
  • 合格しやすさより、入学後も続けられる環境を選ぶ

家庭だけで整理することが難しい場合は、在籍する中学校の先生、地域の教育相談窓口、フリースクール、学習支援機関などへ相談してください。住んでいる地域にかかわらず、本人と保護者だけで抱え込まず、役割を分けて受験を支えることが大切です。

不登校の高校受験によくある質問

不登校の高校受験によくある質問の解説図

高校受験についてよくある疑問へ簡潔に回答します。選抜制度は年度や学校で変わるため、個別の判断は最新募集要項を優先してください。

不登校でも公立高校を受験できますか?

受験できます。ただし、内申点と学力検査の比率、必要書類、長期欠席者への配慮は自治体や学校で異なります。最新要項を確認してください。

欠席日数が多いと高校受験に落ちますか?

欠席日数だけで不合格が決まるとは限りません。ただし選抜での扱いは学校により異なるため、個別相談で具体的に確認します。

内申点がつかなくても受験できますか?

受験可能な学校や方式はあります。調査書の扱いや当日点の比重が異なるため、中学校と志望校の両方へ確認してください。

不登校でも推薦入試を受けられますか?

推薦基準は学校ごとに異なります。評定や欠席の条件がある場合もあるため、早めに募集要項と個別相談で確認します。

中学3年生の途中から受験勉強を始めても間に合いますか?

志望校の出題範囲と現在の学力によります。全範囲を同じように進めず、試験科目と頻出単元から優先順位をつけます。

面接では不登校の理由を聞かれますか?

質問される可能性があります。理由だけでなく、現在取り組んでいることや高校で挑戦したいことも合わせて準備しましょう。

不登校の高校受験は制度確認と無理のない準備が重要

不登校の高校受験は制度確認と無理のない準備が重要の解説図
大嶋

制度を正しく確認し、候補を一つに絞りすぎず、本人のペースで準備することが大切です。一緒にできるところから始めましょう。

不登校であっても高校受験はできます。内申点や欠席日数だけで可能性を決めず、志望校の選抜方法を確認して準備することが大切です。

  • 内申点・調査書・欠席日数を分けて確認する
  • 公立・私立、推薦・一般の条件を比較する
  • 学校外での学習や現在の取り組みを記録する
  • 受験条件に合わせて学習範囲を絞る
  • 入学後の支援体制まで確認する

一家庭だけで制度と学習の両方を整理するのが難しい場合は、保護者の方だけでもご相談ください。状況を整理し、次に確認することから一緒に考えます。

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