【対談】6名から始まった29年。大嶋先生・伊藤先生が語るマップ教育センターの軌跡

6名から始まったマップ教育センター29年の軌跡を語る大嶋先生と伊藤先生

これまで、マップ教育センターの卒業生にそれぞれの体験談を語ってもらいました。今回は、マップ教育センターを歩んできた大嶋先生伊藤先生が、二人と教室のこれまでを振り返ります。

1998年、最初の塾生はわずか6名。それが2か月後の夏期講習では42名に増え、2026年には開校29年目を迎えました。二人の出会い、約250人を前にしたバンド活動、飲食業界への転身、そして教育の現場へ戻るまで。長い道のりの根底にあったのは、人とのご縁と、生徒一人ひとりに向き合う姿勢でした。

目次

大嶋先生・伊藤先生とマップ教育センター

教室前で並ぶ大嶋先生と伊藤先生
左:大嶋先生/右:伊藤先生(2026年)
スクロールできます
登場人物大嶋先生(塾長)
伊藤先生
開校1998年4月
開校時STYビル2階・塾生6名からスタート
2026年現在開校29年目。STYビル3階・4階で運営
指導体制小1〜中3は専任2名、高校生は卒業生のOB・OG講師が担当
教育方針自ら考え、行動する力を育てる「自律学習」
コンセプト学びの応援ひろば

第1章 1998年、6名から始まったマップ教育センター

大嶋先生

学習塾は、学校教育とは違って、開校するために教員免許などの特別な資格が必須というわけではないですし、資金や準備が整って開校したからといって、簡単に生徒が集まるわけでもないですからね。

伊藤先生

生徒や保護者の皆さんから信頼していただくには、日々の指導を大切にしながら、地域の中で一つひとつ実績を積み重ねていくことがなにより重要ですね。

大嶋先生

私たちがマップ教育センターを開校したのは1998年。最初はSTYビルの2階、現在は美容院になっている場所でスタートしました。

伊藤先生

1998年5月、最初の塾生は6名。それでもあまり焦りはなかったですね。無料体験授業を受けていた子どもたちから、なんとなく手応えを感じていましたから。それが2か月後の夏期講習には42名に増えていて、私たちも「してやったり」っていう感じでしたね。

大嶋先生

それからあれよあれよという間に入塾者が増えてきて、開校5年目には2階だけでは手狭になり、3階も使って2フロアで運営するようになりました。当然2人だけでは手に負えず、私たちが若い頃に教えていた教え子2人に協力を依頼しました。それからしばらくは4名体制で授業を運営しましたね。

伊藤先生

信頼できる教え子だから安心して任せられました。その2人には10年間、講師としてマップを支えてもらい、その後は2人とも独立しました。これも大切な思い出です。

大嶋先生

開校当初から支えてくれた事務スタッフTさんにも、本当にたくさんのサポートをしていただきました。本当に感謝しています。

伊藤先生

その方なくして、マップの存続はなかったと言っても過言ではありません。事務・経理だけでなく、生徒対応、保護者の方への気配りなど、数えあげたらきりがありません。

大嶋先生

そして2019年から現在まで、STYビルの3階と4階での運営になりました。小中学部とフリースクールは3階、高校部は4階です。振り返れば、たった6名の塾生から始まったマップも、紆余曲折ありながら、ずいぶん長い道のりを歩いてきましたね。

ホワイトボードを使って算数を教える大嶋先生
授業中の大嶋先生(2004年)
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マップ教育センターの歩み
1998年5月STYビル2階で塾生6名からスタート
1998年夏夏期講習には42名へ
開校5年目2階・3階の2フロア体制へ
2019年STYビル3階・4階での運営へ
2026年開校29年目

第2章 マップが大切にする「自律学習」

伊藤先生

2026年現在、マップ教育センターは開校29年目になります。ここまで続けてこられたのは、たくさんの生徒や保護者、卒業生に支えていただいたからこそです。

大嶋先生

現在は私たち専任2名で、小学1年生から中学3年生までを担当しています。いつ来ても質問や相談ができる、そんな環境を大切にしています。

伊藤先生

「担当講師がころころ変わる」「今日は担当がいない」ということがないのも、マップの最大の特徴ですね。生徒の成長を長い時間をかけて、継続して見守ることを大切にしています。

大嶋先生

高校生クラスは、マップを卒業した選りすぐりのOB・OG講師たちが担当しています。自分たちが学んできたことを、今度は後輩たちに伝えてくれています。

伊藤先生

大学受験の勉強法や経験も、先輩から後輩へ受け継がれています。少し大袈裟かもしれませんが、マップの「師弟相伝」といったところでしょうか。

大嶋先生

私たちが見ているのは、勉強だけではありません。生活に対する姿勢や礼儀、周りの人への思いやりなども、その都度伝えています。私たちも、「マップでの親」という立場で接する必要性を強く感じています。

伊藤先生

将来、マップで学んだ生徒たちが「自ら考えて、自ら行動する」人に育ってくれたら嬉しいですね。そして社会の中で誰かの役に立ってくれたらと思います。

大嶋先生

そのためにも、生徒一人ひとりが自分で学ぶ力、「自律学習」を身につけられるよう、これからも全力で向き合っていきたいと思っています。

ホワイトボードを使って授業をする大嶋先生
授業中の大嶋先生(2014年)
地図を使って社会を教える大嶋先生
授業中の大嶋先生(2005年)

第3章 二人の出会いと、一度きりのライブ

高校時代の伊藤先生
伊藤先生(高校時代)
大学時代の伊藤先生
伊藤先生(大学時代)
伊藤先生

出会いは今から40年以上前、大学時代です。私が入学したとき、大嶋さん(おおさん/当時の呼び名)は4年生でした。

大嶋先生

伊藤君(たっちゃん/当時の呼び名)の友人が、私の所属する音楽サークルに入ったことがきっかけでした。当時は、まさか40年以上も一緒に仕事をすることになるとは思っていませんでしたが。

伊藤先生

音楽とは無縁、リズム感ゼロ、センスも皆無の私が、その友人の影響を受け、遊び心からドラムをかじったことで、のちのバンド結成につながりました。

大嶋先生

社会人になってから、社内のサークル活動の一環としてバンドを結成しました。私はボーカル。ギターもキーボードも決まり、残るはドラム。そこで伊藤君でしょっ!となったわけです。今思えば、なかなか思い切った、無謀ともいえる挑戦でしたね。

伊藤先生

楽譜も読めないド素人の私がドラムを担当することになり、仕事が終わってから深夜のスタジオでひたすら練習しました。話はどんどん大きくなり、埼玉県草加市のホールを借りて、約250人のお客さんの前でライブをすることになりました。

大嶋先生

「終わりよければすべてよし」ではないけれど、本番が一番うまくいったのが良かったですね。結果的に一度きりのライブになりましたが、今でも2人にとって大切な思い出です。

伊藤先生

振り返ってみると、バンド活動も勉強も、決めた目標に向かって努力を続けるという点では同じです。大変なことの先には、感動や達成感がありますね。

大嶋先生

そう考えると、あのバンド経験も今の仕事につながっているのかもしれません。何事も続けていくことが大切だと実感しました。

第4章 学習塾から飲食業界へ。そして教育の現場へ

大嶋先生

大学卒業後、私は準大手の学習塾に勤務しました。伊藤君は別の学習塾で2年間働いた後、私のいる塾へ移ってきました。

伊藤先生

当時はバブル期で、勤務していた塾も急速に成長していました。教室数が増え、幼児教育や英会話など、事業もどんどん広がっていきました。

大嶋先生

会社が大きくなるにつれて、私たちも組織の中で立場が上がっていきました。一方で、教室や生徒たちと直接向き合う機会は残念ながら少なくなっていきました。

伊藤先生

現場から離れていくにつれて、「自分たちが本当にやりたいこととは少し違うのではないか」と考えるようになり、2人とも退職を決断しました。家族の理解なしでは実現しませんでしたが。

大嶋先生

その後は、学習塾の新規教室展開で身につけたノウハウを活かして、2人とも華麗(カレー)なる転身を決めました。それも飲食業界へ。フランチャイズ店舗を3店立ち上げ、約2年間携わりました。

大嶋先生

そして1998年4月、あるご縁をきっかけに、マップ教育センターを開校することになりました。飲食業界から、再び学習塾の世界に舞い戻ってきたわけです。

伊藤先生

実際に始めてみると、2人とも「水を得た魚」のごとく、生き生きと伸び伸びと仕事をすることができました。やっぱり私たちは、生徒たちと直接向き合う仕事が好きだったんだと思います。

大嶋先生

これまでの経験を振り返ってみても、学習塾という仕事は、私たちにとってまさに「天職」だったのかもしれませんね。

伊藤先生

今こうして振り返ると、私たち2人の人生の転機には、いつも人とのご縁があり、周りの方々の支えがありました。本当にツイている人生だと、つくづくありがたく思います。

大嶋先生

家族をはじめ、これまで出会った多くの皆さんに、あらためて感謝したいですね。マップも私たち2人だけで作ってきたわけではありませんから。

教材を開きながら指導する大嶋先生
指導中の大嶋先生(2006年)

第5章 これからも「学びの応援ひろば」として

2026年の大嶋先生
大嶋先生(2026年)
教材を手に笑顔を見せる2026年の伊藤先生
伊藤先生(2026年)
伊藤先生

時代は大きく変わりました。今ではITやAI技術が進歩し、生徒募集もWebサイトやSNSなど、以前とは比べものにならないほど複雑になっています。

大嶋先生

ただ、どれだけ時代が変わっても、生徒一人ひとりと向き合うことや、保護者の皆さんとの信頼関係を大切にすることに変わりはありません。

伊藤先生

すぐに結果を求めるのではなく、日々の指導を積み重ねる。地域の皆さんから信頼していただけるよう、地道な努力を続けていくことが大切だと痛感しています。

大嶋先生

マップのコンセプトは「学びの応援ひろば」。これからも、生徒たちが安心して学び、自分自身の力で未来を切り拓いていける場所でありたいと考えています。

伊藤先生

そして、マップで学んだ生徒たちが、大人になって、それぞれの場所で活躍してくれたら嬉しいですね。卒業生との再会はもちろん、卒業生の子どもたちをマップに通わせてくれることも、私たちの最大の楽しみです。

大嶋先生

実際、卒業生の子どもが3人、この夏は5人通ってくれています。こんな嬉しいことはないですね。1998年にたった6名から始まったマップ教育センターも、2026年の今年、開校29年目。これまでの数多くのご縁に感謝しながら、これからも一歩ずつ歩んでいきたいですね。

伊藤先生

これからも「学びの応援ひろば」として、生徒たちの成長をいつまでも応援していきます。今後ともマップ教育センターを、どうぞよろしくお願いいたします。

マップ教育センターの教室で並ぶ伊藤先生と大嶋先生
マップ教育センターの教室にて(2026年)

ご縁と積み重ねがつくった29年

二人の対談から見えた、マップの原点
  • 6名から始まり、地域での信頼を一つずつ積み重ねてきた
  • 担当が変わらない環境で、一人ひとりの成長を長く見守る
  • 卒業生がOB・OG講師となり、経験を後輩へ手渡している
  • 勉強だけでなく、自ら考えて行動する力を育てている

マップ教育センターの29年は、二人だけで作られたものではありません。生徒、保護者、卒業生、スタッフ、家族。数多くのご縁に支えられながら、「学びの応援ひろば」はこれからも歩みを続けます。

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